はしか感染拡大 今年の患者数全国で82人
関西を中心に、はしかの感染の拡大が続き、今年に入ってからの患者数が全国で82人に上ったことがわかった。
国立感染症研究所によるとはしかの患者は、7日までの1週間で26人が報告され、今年に入って合計82人となった。これまでに関西空港などで集団感染が確認されていて、去年1年間に感染した患者35人を既に上回っている。
厚生労働省は大阪府に職員を派遣し、患者に接触した人への問診を行うなど、更なる感染拡大を防ぐための対応を行っているという。
はしかは、飛んだ唾などでうつる「飛沫(ひまつ)感染」のほか、同じ空間にいるだけでうつる「空気感染」もあり、感染力が強いのが特徴。
厚生労働省は、特に1歳と、保育園と幼稚園の年長児を対象にした定期接種でワクチンが不足しないよう各自治体に必要な量を確保するよう、先週、通知している。