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豊洲市場“地下の水”は「強いアルカリ性」

2016年9月15日 5:25
豊洲市場“地下の水”は「強いアルカリ性」

 豊洲新市場で土壌汚染対策の「盛り土」がされていなかった問題で、14日、地下の空間の映像が初めて公開された。地下にたまっている水の一部は、強いアルカリ性を示している。

 都議会公明党は14日、「水産仲卸売場棟」の地下空間の映像を初めて公開した。コンクリートが敷いてあり、水が2センチたまっていたという。また、「青果棟」の地下には砂利の上に15センチ前後の水がたまっていた。

 一方、共産党都議団も同じ「青果棟」を視察し、地下にたまった水を2リットルほど採取した。その後の記者会見で、採取した水に試験紙をつけると、水は強アルカリ性を示した。この青果棟だけで約2000トンたまっていると見られるという。

 共産党都議団は、何らかの化学物質が混ざった地下水ではないかと主張しているが、コンクリートの成分が雨水に溶けアルカリ性になっている可能性もある。

 採取した水は民間の検査機関が分析を請け負い、16日にも結果が出るという。