政務活動費不正“辞職”7人に…富山市議会
不正が相次いで発覚している富山市議会で15日、自民党会派の議員1人が辞職願を提出したほか、別の議員1人が辞意を表明した。辞職または辞意を表明した市議はこれで7人となり、補欠選挙が行われる。
富山市議会議長に辞職願を提出したのは、自民党会派の浅名長在ェ門議員(65)で、「都合により辞職したい」と述べた。浅名議員は2014年から去年にかけて、富山市内の2つの店から白紙の領収書をもらって政務活動費を架空請求し、4万6000円あまりをだまし取っていた。
一方、同じく白紙の領収書を使って水増し請求し、20万円あまりを受け取っていた自民党会派の藤井清則議員(54)は、進退について聞かれ、「(Q:進退はどうするか)浅名市議の議員辞職を重く受け止めている」と述べた。藤井議員は週明けに辞職願を提出する意向。
2人は21日の本会議で辞職が認められる見通しで、今回の問題では市議7人が辞めることになり、富山市議会は補欠選挙が行われる。一方、自民党内からは「自主解散すべき」という声も上がっていて、流動的な情勢。