地下空間「汚染確認時重機で作業する目的」
豊洲市場の一部で土壌汚染対策の「盛り土」が行われていなかった問題で、地下の空間は汚染が確認された場合に重機を入れて作業する目的で作られたことが分かった。
主要な建物の地下に作られていた空間について、豊洲市場の基本設計が完成した2011年に市場を担当していた都の幹部は日本テレビの取材に対し、「地下空間は、将来、土壌汚染が確認された場合にパワーショベルなどの重機を入れて作業するために作ったものだ」と説明した。その上で、「万が一にも対応できるようにした盛り土より安全な対策だと当時は認識していた」という。
一方、小池都知事は、市場担当の部署の体制を強化する方針を明らかにした。
小池都知事「体制を強化するという意味で、私が帰国するまでの間に、局長級をはじめとする幹部の異動ができるように指示した」
小池都知事は、信頼を回復するためには体制の強化が必要だとして、市場担当の職員を数人増やすことを考えているという。