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基準地価発表 名古屋駅周辺は32.3%↑

2016年9月20日 22:38
基準地価発表 名古屋駅周辺は32.3%↑

 土地取引の目安となる全国の「基準地価」が発表された。

 今年の基準地価の全国平均は、去年に比べて、住宅地は下げ幅が縮小し、下落が9年続いた商業地は横ばいとなった。東京・大阪・名古屋の商業地は4年連続で上昇している。

 商業地で最も上がったのは名古屋駅周辺で、オフィスや店舗の需要が大きく、さらに、リニア中央新幹線に伴う開発への期待感から、去年より32.3%上昇している。また、外国人観光客に人気が高い京都市の伏見稲荷大社付近の商業地は26.2%と、全国7位の上昇率となった。

 住宅地では、北海道のニセコリゾート地域の倶知安町が、外国人の別荘地需要が高まっているとして、27.3%上がっている。一方、地震の影響を強く受けている熊本県益城町の住宅地は去年より9.8%下げ、全国で下落率が最も大きくなった。