台風１８号が近づいている沖縄・那覇市では、雨は小康状態だが徐々に風が強くなり、街路樹の枝を揺らしている。３日午後１時１５分に２２．２メートルの最大瞬間風速を観測した。佐藤拓記者が中継で伝える。

　県や警察によると、ケガ人などの情報は入っていないが、午後３時半現在、離島の久米島町全域のほか、那覇市など５つの市町村の沿岸部に避難勧告が出された。また、那覇市など県内２６の市町村の約５９万人に避難準備情報が出されている。

　沖縄本島内の公立の幼稚園と小中高校は３日、全て休校し、県庁や市町村の役所も、午前中にほとんどが閉庁した。那覇空港を発着する航空便は２００便以上が欠航し、沖縄本島と周辺の離島を結ぶフェリーも軒並み欠航している。

　沖縄本島地方は３日夜にかけて暴風となる見通しで、厳重な警戒が必要。