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寄付の源は「おにぎり写真」SNSで拡散中

2016年10月12日 20:59
寄付の源は「おにぎり写真」SNSで拡散中

 インターネット上で話題の出来事を日テレNEWS24・デジタル編集チームが取材する「Hot Word」。12日のテーマは「おにぎりアクション」。

 10月11日、ハッシュタグ「#OnigiriAction」を含んだツイートを大きく伸びました。

 「おにぎりアクション」は、おにぎりの写真を投稿するだけで、アフリカやアジアの子どもたちに給食として寄付が出来るものです。世界の食料問題の解決に取り組んでいるNPO法人「テーブル・フォー・ツー」が、10月16日の「世界食料デー」に合わせ、今月11日から始めたプロジェクトです。

 寄付の仕組みは、おにぎりを食べる様子を写真で撮影します。おにぎりの写真だけでも大丈夫です。次に、この写真を「おにぎりアクション」のホームページに投稿するか、ハッシュタグ「#OnigiriAction」をつけてSNSで投稿します。

 すると、「おにぎりアクション」に協賛している企業が投稿1件につき100円を寄付してくれ、100円に相当する給食5食がアフリカやアジアの子どもたちに贈られる仕組みなんです。この取り組みに日本から3社、アメリカから11社が参加していて、1万5000枚の写真投稿、10万食の寄付を目標にしています。

 このおにぎりアクションを運営しているNPO法人テーブル・フォー・ツーは飢餓や栄養失調に苦しむ開発途上国の子供たちの問題に取り組んでいます。

 この仕組みを考えた大宮千絵さんは「企業と消費者が“ウィンウィン”になるような橋渡しの役割を果たしたい」と語っていました。この仕組みにより、企業側も社会貢献をしやすくなるし、消費者側も寄付へのハードルが下がります。おにぎりは日本独特の文化ですし、握って投稿するだけなので、参加しやすいと思ったそうです。

 さらに、こんな仕組みもあります。協賛企業の一つである伊藤園の商品「お~いお茶」とおにぎりが一緒に写った写真を投稿すると、通常より倍の「給食10食」を伊藤園が寄付してくれます。伊藤園は「社会貢献を気軽に、手軽にできる助けになるならば」ということで今回、おにぎりアクションに参加したそうです。

 テーブル・フォー・ツーの大宮さんは、こんな事も話していました。「日本では、募金や寄付というと、なかなか声を大にして言いにくい雰囲気があります。今回の取り組みを含め、若い人がもっと寄付に参加しやすいような活動を行っていきたいです」