安倍首相、アフリカに3兆円規模の投資表明
アフリカのケニアを訪問している安倍首相は、27日に開幕したTICAD(=アフリカ開発会議)で、官民合わせて総額3兆円規模のアフリカへの投資を行うことを明らかにした。
安倍首相「経済、社会の建設にひたすら質を求めるアフリカで、日本と日本企業の力をいかす時がきた」
安倍首相は、TICADの開会セッションで基調演説を行い、地熱発電の推進など、今後3年間でアフリカに対し、官民合わせて3兆円規模の投資を行うことを明らかにした。
また、感染症に対応する専門家や産業の基礎を支えるエンジニアなど、3年間で1000万人の人材育成に取り組むことも発表した。
さらに、アフリカが国連安全保障理事会の常任理事国入りを目指していることにも触れ、「2023年までに、アフリカは常任理事国を送り出しているべきだ」と支持を表明した。同じく常任理事国入りを目指す日本との連携を呼びかけた形。
TICADは日本時間の28日夜、支援策などをまとめた「ナイロビ宣言」を採択して、閉幕する。