皇太子さま 信玄ゆかりの治水施設など視察

皇太子さまが山梨県で、戦国武将の武田信玄ゆかりの治水施設などを視察された。
皇太子さまは14日、山梨県で「水」に関する歴史的な施設を視察された。皇太子さまは長年「水」に関しての研究や活動を行われている。
最初に訪問された「三分一湧水」は江戸時代、水争いを防ぐため八ヶ岳のふもとのわき水を下流の3つの村に農業用水として均等に分配できるようにした水路で、皇太子さまは「どの村も同じように流れていくわけですね」と先人の知恵に感心されていた。
さらに午後は「信玄堤」を視察された。この一帯には釜無川の氾濫を防ぐために16世紀の戦国武将・武田信玄が造らせたという堤防のほか、さまざまな治水施設があり、皇太子さまは「信玄はどうしてこういう仕組みを思いついたのですか」と興味深く説明を受けられていた。