志賀原発の原子炉建屋に雨水、ショートも
石川県にある志賀原発2号機で先月、大雨の影響で原子炉建屋の中に雨水が約6.5トン流れ込み、照明用の電源盤がショートしていたことが分かった。原子力規制委員会は、「想定外のトラブルだ」としている。
北陸電力の志賀原発2号機で先月28日、大雨の影響で周辺の道路が冠水し、ケーブルの経路などを通じて原子炉建屋の中に雨水約6.5トンが流れ込んでいたと、19日の原子力規制委員会で報告された。雨水は照明用の電源盤をショートさせ、一部は床のひびを伝って、地下にある非常用バッテリーがある部屋の上に達したという。
原子力規制委員会の田中委員長は、「想定外のトラブルである」と述べ、新規制基準に不備がないかなど調べ、今後の対策を検討する方針を示した。