鳥取地震 住宅3棟が全壊、80棟超に被害
21日午後、鳥取県中部を震源とする震度6弱の強い地震があり、鳥取県と岡山県であわせて18人がケガをした。今後1週間程度は、同じ震度6弱程度の地震が発生する可能性がある。
21日午後2時07分ごろに起きた地震では、鳥取県倉吉市、北栄町、湯梨浜町で震度6弱、鳥取東部や岡山北部でも震度5強の揺れを観測した。
この地震で、小学3年の男子児童が、転倒して右手の親指を骨折するなど鳥取と岡山であわせて18人が重軽傷を負った。鳥取・三朝町では、86歳の男性が地震の30分ほど前に出かけた後に連絡が取れなくなっていたが22日朝、発見された。疲れた様子だが、会話はできるという。
鳥取県内では住宅3棟が全壊するなど、80棟以上に被害が出たほか、倉吉市を中心に断水が続いている。
県内では約3000人が避難しており、中には車で一夜を過ごす人の姿も見られた。
体に感じる地震は130回を超えていて、気象庁は、1週間ほどは震度6弱程度の地震が発生する可能性があるとして、警戒するよう呼びかけている。