ひまわり9号搭載ロケットきょう打ち上げへ
気象衛星「ひまわり9号」を載せたH2Aロケット31号機が2日午後、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる。
ロケットの機体は種子島宇宙センターから約4キロ離れた場所で打ち上げの時を待っている。ロケットは2日未明に、人が歩くほどのゆっくりとしたスピードで発射場に移された。機体には、夢をテーマに全国の子どもたちから寄せられた写真や絵を使い、人気マンガ「宇宙兄弟」のモザイクアートも描かれている。
一方、ロケットに搭載される気象衛星ひまわり9号は、運用中の8号と同型の予備機。衛星画像をカラーで見ることができ、台風や集中豪雨をもたらす雲の動きを以前より詳しく予測できるようになっている。運用開始は2022年で、それまでは8号が不具合を起こした時に備えて宇宙空間で待機する。
ひまわり9号を載せたH2Aロケット31号機は、2日午後3時20分の打ち上げ予定。