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“ウイルスメール”監視システムの運用開始

2016年11月7日 22:14
“ウイルスメール”監視システムの運用開始

 メールを介してウイルスに感染し、不正送金の被害に遭うケースが相次ぐ中、警視庁はウイルス付きメールの内容を素早く把握できる監視システムの運用を開始し、7日から公式ツイッターなどで情報提供を始めた。

 ウイルス付きメールは、「ボットネット」と呼ばれるウイルスに感染したパソコンのネットワークを介して一斉に送られてきて、一般利用者がその添付ファイルを開くとウイルスに感染する。

 今回、警視庁はこの「ボットネット」を監視することで、犯罪者がウイルス付きメールの送信指示を出したことを覚知する仕組みをつくったという。これによって、これまで数か月がかりだったウイルス付きメールの件名や内容などの把握が素早くできるようになったという。

 警視庁は、7日から、犯罪抑止対策部や広報課のツイッターで、これらの危険なメールの内容を公開するなどして、誤って添付ファイルを開かないよう注意喚起を始めている。