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福島などで震度5弱 津波注意報すべて解除

2016年11月22日 14:03
福島などで震度5弱 津波注意報すべて解除

 22日朝、福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の大きな地震があり、宮城県で1.4メートルの津波を観測した。宮城県などに出されていた津波注意報は午後1時前にすべて解除された。

 気象庁によると午前5時59分ごろ、福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の大地震があり、福島県白河市などで震度5弱の揺れを観測した。気象庁は一時、福島県と宮城県の沿岸に津波警報を発表したが、午前10時前に解除、さらに午後1時前に岩手県から茨城県の沿岸に出されていた津波注意報もすべて解除した。

 宮城県多賀城市内では、川が逆流する波の様子が観測されている。これは午前8時すぎに視聴者によって撮影された映像で、砂押川をゆっくりと波が逆流している様子がわかる。付近の住民によるとこうした逆流が複数回目撃されたという。

 気象庁によると、宮城県仙台港で1.4メートル福島県相馬で0.9メートルの津波を観測した。気象庁は津波注意報が解除された地域では津波による被害の心配はないものの海の中は潮の流れが速くなっているため、注意してほしいとしている。