福島などで震度5弱の地震 津波警報は解除
22日午前6時前、福島県沖を震源とする大きな地震があり、気象庁は一時、福島県と宮城県の沿岸に津波警報を発表した。現在も、岩手県、宮城県、福島県、茨城県の4県の沿岸には津波注意報が発表されていて、気象庁は引き続き注意を呼びかけている。
気象庁によると、午前5時59分頃、福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の大地震があり、福島県白河市などで震度5弱の揺れを観測した。気象庁はこの地震で、福島県と宮城県の沿岸に津波警報を発表したが、午前9時46分に解除された。引き続き、岩手県、宮城県、福島県、茨城県の4県の沿岸には津波注意報が発表されていて、気象庁は注意を呼びかけている。
これまでに東北から関東の沿岸で津波が観測されている。宮城県仙台港では午前8時過ぎに1.4メートル、福島県相馬で0.9メートル、岩手県久慈港でも0.8メートルの津波を観測した。
気象庁は記者会見で、この地震が2011年の東日本大震災の余震と考えられるとの見解を示した。また、地震のメカニズムは津波を起こしやすい正断層型の地震だったという。22日朝の地震後も、地震活動は活発で、気象庁は今後1週間は同規模程度の地震とともに津波注意報が出されている地域では海に近づかないように注意を呼びかけている。