拉致被害者の家族、国連担当者に協力要請
北朝鮮による拉致被害者の家族が、国連の北朝鮮の人権問題の担当者と面会し、一日も早い被害者の帰国に向けた協力を求めた。
国連で北朝鮮の人権問題を担当する特別報告者のキンタナ氏が、今年8月に就任して以来初めて来日し、拉致被害者家族と面会した。
横田めぐみさんの弟・横田哲也さん「(北朝鮮に対する)国連人権理事会のアプローチ・存在は大変意義があると思う。(拉致問題解決に向けて)国連の力をお借りしたいと思います」
家族は、キンタナ氏に、被害者が拉致された当時の状況などを説明するとともに、解決に向けた協力を求めた。これに対しキンタナ氏は、「家族の苦しい思いが良い結果につながるよう全力で取り組みたい」と述べた。
キンタナ氏は、今回の面会の内容などをふまえた北朝鮮の人権状況についての報告書を、国連人権理事会に来年3月に提出する予定。