青森 オオハクチョウから鳥インフルエンザ
青森県では、青森市の農場で食用のアヒルから鳥インフルエンザが検出され、殺処分が行われたが、今度は青森県鶴田町で、今月24日に見つかったオオハクチョウの死がいから29日、鳥インフルエンザウイルスが検出された。
オオハクチョウの死がいは今月24日、鶴田町の田んぼで見つかり、簡易検査では「陰性」だった。その後、遺伝子検査をしたところ、鳥インフルエンザウイルスが29日に検出された。
このため県は、検体を北海道大学に運び、毒性の強い高病原性のウイルスかどうか調べる。また、国は発見場所の半径10キロ以内を監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化している。
青森県内で野鳥から鳥インフルエンザが検出されたのは5年前、三沢市で見つかったハヤブサ以来。県内では今月、青森市や弘前市など7つの市町でハクチョウ5羽、マガモ4羽の死がいが相次いで見つかっており、県が検査を進めている。