加藤拉致問題相 国連で拉致問題解決を訴え
加藤勝信拉致問題担当相が、アメリカ・ニューヨークで開催された北朝鮮の人権状況に関するパネルディスカッションに参加し、「解決にはスクラムが重要」と、国際社会の協力を求めた。
日本時間2日未明にニューヨークの国連本部で開催されたパネルディスカッションには、加藤担当相のほか、アメリカのキング北朝鮮人権問題担当特使や韓国、国連の関係者らが出席した。
加藤担当相「拉致問題の解決に向けた具体的な進展がない状況が継続しております。日本政府としてこうした北朝鮮の対応を全く受け入れることはできません。この解決には国際社会がスクラムを組んで対応していくことが重要です」
加藤担当相は、「被害者も、待っている家族も高齢化しており、一刻の猶予もない」と述べ、解決に向けた国際社会の協力の重要性を訴えた。また、ディスカッションでは、「核やミサイルといった安全保障問題の解決を優先することで、人権の問題が置き去りにされてはならない」などの意見が出された。