博物館からライチョウ逃げ…捜索続く 長野
長野県大町市の大町山岳博物館から10日、国の特別天然記念物ニホンライチョウが逃げ出し、12日も捜索が続けられている。
逃げ出したのは、今年6月にふ化したメスのニホンライチョウ。10日に長野県にある大町山岳博物館の学芸員が飼育小屋の掃除しようとしたところ、小窓からオス・メスの2羽が逃げ出した。オスはすぐに見つかっている。
12日は、市の職員18人態勢で車による捜索を行っている。今まで捜していなかった博物館の西側にも捜索範囲を広げている。
大町山岳博物館は、環境省が今年6月に乗鞍岳で採取した卵4個を引き受け、飼育していた。市では当面の間、捜索を続け、ライチョウの特徴を書いたポスターを市内に貼ることも検討している。