死んだコクチョウ3羽が高病原性鳥インフル
飼育している鳥が先月末から相次いで死んでいる愛知県名古屋市の東山動植物園で、死んだ3羽のコクチョウが、いずれも「高病原性」の鳥インフルエンザに感染していたことがわかった。
東山動植物園では、先月29日以降、飼育するコクチョウや絶滅危惧種のシジュウカラガンなど、計5羽が死んでいる。園は、鳥インフルエンザが疑われるとして園内での簡易検査を行い、その後、専門の研究を行っている鳥取大学へ粘液などの検体を送り、詳しい調べをしていたが、12日、死んだコクチョウ3羽がいずれも感染力の強い高病原性の鳥インフルエンザであることが確定したという。
東山動植物園は環境省や愛知県と今後の対応を協議中で、園内で飼育するその他の鳥の殺処分も検討しているという。園によると、今年に入り動物園内で高病原性の鳥インフルエンザの感染が確定するのは、全国で2例目。