×

東山動植物園 鳥インフル陽性で消毒作業

2016年12月7日 18:22
東山動植物園 鳥インフル陽性で消毒作業

 愛知・名古屋市の東山動植物園で、飼育されていた鳥1羽から鳥インフルエンザの陽性反応が出たことを受け、園内では7日朝、消毒作業が行われた。

 7日朝、名古屋市千種区の東山動植物園では、職員約30人が、鳥インフルエンザの陽性反応が出た鳥が飼われていた池や鳥の檻(おり)のまわりを中心に、消毒剤をまく作業を行った。

 東山動植物園では6日、園内で飼われていたオスのコクチョウ1羽の元気がなく、簡易検査を行ったところ、鳥インフルエンザの陽性反応が出たという。その後、コクチョウは死んだ。

 7日は、6つの門すべてに靴の裏を消毒するためのマットを設置し、来園した人たちに消毒を呼びかけている。

 園では、県の職員2人が立ち入り検査を行い、飼育されていた現場の衛生状態を確認した。今後、園では、死んだ鳥の検体の確定検査を行い、「高病原性」の鳥インフルエンザと確認されれば、休園も検討していて、「ほかの鳥や動物園の外に被害が広がらないよう沈静化に向けて取り組む」としている。