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“原発いじめ”「きちんと調査して」

2016年12月14日 23:56

 福島第一原発事故のため福島県から東京都千代田区に避難している中学生がいじめを受けたとされる問題で、被害者の代理人の弁護士か会見し、「きちんと調査して、いじめをなくしてほしい」などと求めた。

 この問題は、福島第一原発事故の影響で千代田区に自主避難している区立中学の生徒が、「避難者だと言うぞ」などと脅され、同級生3人からお菓子やジュースなどおよそ1万円分をおごらされていたとされるもの。

 14日、この生徒の代理人弁護士が会見し、母親のコメントを代読した上、「きちんと調査し、いじめをなくしてほしい」などと求めた。

 母親「私たちは、何も悪いことはしていません。避難者と言うことでやゆされること自体、理解に苦しみます」

 一方で教育委員会によると、同級生3人はお菓子などをおごられた事実は認めているが、「避難者」と呼んだことなどは否定しているという。

 また生徒は、この3人以外の複数の同級生にも「避難者」と呼ばれたと話しているが、学校の聞き取り調査に対し、同級生はいずれも否定しているという。

 今後、区は弁護士などによる第三者委員会の調査を行い、事態の把握に努めるとしている。

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