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原発いじめ「つらいけど生きる」男児手記

2016年11月15日 20:56
原発いじめ「つらいけど生きる」男児手記

 横浜市で、福島の原発事故で移住してきた市立小学校の男子児童へのいじめがあった問題で、児童が「震災でいっぱい死んだから、つらいけど生きると決めた」とつづった手記が公開された。

 この問題は、2011年、東京電力福島第一原発事故の影響で横浜市立の小学校に転入した当時小学2年生の男子児童が、「東京電力から賠償金をもらっていただろう」などといじめられ、お金を払わされていたというもの。

 代理人の弁護士が15日、男子児童が小学6年生のときに書いた手記を公表した。手記には「いままでなんかいも死のうとおもった。でも、しんさいでいっぱい死んだから、つらいけどぼくはいきるときめた」とつづられていた。

 この問題では、男子児童が不登校になったうえ、学校側がいじめの事実を把握していながら調査が遅れ、第三者委員会が、学校の対応を「教育の放棄に等しい」などと非難する報告書をまとめている。

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