ノロ遺伝子に変化 過去の感染者も注意
今シーズン大流行しているノロウイルスに、遺伝子の変化が起きていることがわかり、過去に感染した人でも再び感染しやすい可能性があることがわかった。
国立感染症研究所などで、今シーズンの患者のウイルスを調べた結果、「GII.2(ジーツーの2)」という型が多く、このウイルスの遺伝子に変化が起きていることがわかったという。
ノロウイルス感染症の患者は大半が幼い子供だが、国立感染症研究所の木村博一室長によると、遺伝子の変化によって、これまでにこの型のウイルスに感染したことがある大人でも、再び感染しやすくなっている可能性があるという。
ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の患者数は11日までの一週間で、今シーズン最も多くなり、去年の同じ週の倍以上で、子供だけでなく大人も手洗いの徹底など注意が必要。