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奴隷でなく人として…元トラック運転手訴え

2016年12月27日 20:34
奴隷でなく人として…元トラック運転手訴え

 長時間労働によって労災認定を受けた元トラックドライバーの女性が会見し、「奴隷ではなく人間として働きたいと思った」などと訴えた。

 労災認定を受けたのは、東京都内の運送会社「明豊物流」に勤務していた41歳の女性。代理人などによると、女性は4トントラックのドライバーとして勤務していた。しかし、2014年の年末ごろからめまいや動悸が激しくなり、うつ病と診断されたという。

 労働時間は長いときは一日20時間にもなり、月によっては残業時間が200時間を超え、3か月間休みなく働いたこともあったという。

 会見で女性は、「奴隷でなく、人間らしく働きたいと思った。人間らしく働ける会社になるべきだ」と訴えた。