高浜原発 工事用クレーン倒れ、建屋に…
20日夜、福井県の高浜原子力発電所で工事用の大型クレーンが倒れ、2号機の原子炉補助建屋と燃料取扱建屋にもたれかかる事故が起きた。周囲の放射線量に変化はないという。
関西電力によると、20日午後10時頃、福井県にある高浜原発の構内で大きな音がしたため現場を点検したところ、原子炉格納容器の工事に使う大型クレーン1台が、2号機の原子炉補助建屋と燃料取扱建屋にもたれかかるようにして倒れていたという。二つの建屋の屋根は変形しているということだが、建物内に落下物などはなく、ケガ人もいなかった。また、周辺のモニタリングポストの値に変化は見られないという。
当時、高浜原発周辺には暴風警報が出ていたということで、関西電力はクレーンが倒れた原因を調べている。