足立区と警視庁、災害やテロで全国初の覚書
警視庁と東京・足立区は、テロリスト制圧の訓練や、自治体が設置する定点カメラの映像を共有するなどの全国で初めての覚書を締結した。
26日の訓練は、広場にやってきたテロリストが銃を乱射し、人質を取ったという想定で行われた。犯人が人質に銃を向けたため、警視庁の銃器対策部隊が犯人を狙撃したり、警備犬が勢いよく噛みつくなどして犯人を制圧した。
その後、足立区と警視庁は「テロと災害に強い町づくり」に向けての覚書を締結した。足立区内には70台の「災害用定点カメラ」が設置されているが、災害やテロ事件が発生した場合、その映像を警視庁内でも見られるようにする。また警視庁OBが「危機管理アドバイザー」として、中小企業に向けてテロ対処への助言などを行う。
自治体と警察がテロや災害分野の事業で覚書を締結するのは、全国で初めてだという。