東京都議会では２８日午後から代表質問が行われており、小池知事と都議会自民党の間で、豊洲市場移転に関して質疑が行われた。

　代表質問は２８日午後１時から始まった。最初の質問には、都議会自民党の高木啓幹事長が立ち、「知事と自民党の方向性に違いはない」と呼び掛けたが、小池知事は応じなかった。これに対し高木幹事長も、築地市場の移転問題に関する知事の答弁が不十分だとして、再質問を行った。

　都議会自民党、高木啓幹事長「私たちとしては答弁が物足りない、納得できないので再質問します。市場移転に関して築地か豊洲かという二者択一なのか、第三の道があるのか、どのような選択肢を考えているのかそのことだけでも示していただきたい」

　小池知事「地下水モニタリングの再調査など検証を進めているのはすでにご存じ。様々な考え方があるが、まずはこうした科学的分析を十分に行うことが必要と考えている」

　代表質問はこの後、午後９時半まで続けられる。