“森友”松井知事「年度内の認可困難」表明
大阪の学校法人「森友学園」をめぐる問題。小学校認可へ向けて厳しい局面となっていることが関係者への取材で明らかになった。さらに、松井知事も年度内での認可が「困難」であると表明した。
森友学園が5日に開いた「入学説明会」には数人の保護者が参加。安倍昭恵さんを紹介する部分が紙で隠されカラーコピーされた「パンフレット」が配布された。しかし、認可へ向けて重要視されている校庭の産業廃棄物の撤去についての説明がなかったことがわかった。
一方、大阪府の松井知事は森友学園が推薦枠について私学審議会にウソの報告をしていた疑惑について、「事実であれば4月の開校への認可は難しい」とする考えを表明した。
「森友学園」は6日、校庭にある産業廃棄物を今月15日までに搬出すると大阪府に報告したことが明らかになった。ただ、産廃業者とはまだ契約が成立していないとみられ、府は詳細の報告を求めている。
開校に向けて、松井知事は産廃がある状態では認可は難しいという考えだが、6日、読売テレビの取材に対し審議会が不認可の場合の影響を考慮し、答申を早めたい考えであることを知事に伝えたことを明らかにした。