森友学園をめぐり新たな展開。学園側が「愛知の私学に推薦枠を確保した」と大阪府に報告していたが、愛知の学校側は完全否定。審議会にウソの報告をした疑いが出てきた。

　国有地を格安で購入したとされる学校法人「森友学園」は４月に小学校の開校を目指していて、専門家らで作る私学審議会が認可について審査している。

　先月２２日に開かれた審議会で森友学園が「愛知県の中高一貫校と推薦入学枠の提供で合意した」という報告をしたことが新たにわかった。中高一貫校はＮＮＮの取材に対して、「推薦入学の話し合いはしていない」「森友学園や籠池理事長とは面識もなく迷惑している」と完全に否定した。これにより私学審議会にウソの報告がした疑いが浮上。認可についても影響を与えそうだ。

　一方、その小学校では５日、４月の入学予定の保護者らが建設中の学校を訪れている。学園側による入学説明会とみられ、一連の騒動についての説明がなされているとみられる。