「森友学園」小学校“不認可想定”の準備へ
大阪の学校法人「森友学園」が開校を予定している小学校をめぐり認可を審議する大阪府の私学審議会が答申を予定より前倒しする意向を強め、大阪府も不認可を想定した準備を始めていることがわかった。
森友学園が来月開校を目指す小学校について、現在、認可について審議する私学審議会からは「早めに結論を出し、児童らがきちんと義務教育のスタートを切れるようにしたい」との声が相次いでおり、23日に予定されている審議会の前倒しが検討されている。
学園をめぐっては愛知県の中高一貫校との推薦入学枠について虚偽の報告をした疑いが強まっているが、学園側は6日夜、大阪府に対し「コンサルタントのミスだった」と釈明したという。また、小学校の建設費用について国と府へ違った金額を申請していた問題について学園側は「国へは最大限の金額を申請しただけで、返金の予定もある」と述べている。
一連の対応に松井知事は「信義則違反だ」と不信感を募らせている。