×

連合、“賃上げ”“長時間労働撲滅”を訴え

2017年3月7日 1:54
連合、“賃上げ”“長時間労働撲滅”を訴え

 「春闘」の集中回答日を前に、労働組合の全国組織「連合」が6日に集会を開き、賃金引き上げと長時間労働の撲滅を勝ち取ると訴えた。

 東京の後楽園ホールで開かれた6日夜の集会には、約1500人が参加し、連合の神津会長は今年の春闘は「底上げ春闘」だと訴えた。

 連合・神津里季生会長「労働時間の削減、長時間労働の撲滅、賃金は上がるものなんだという常識を日本に取り戻していこう」

 さらに神津会長は、「大手だけではなく、中小企業や非正規など、全ての働く人の賃金を引き上げ、明日の展望が開けるようにしないといけない」と強調した。

 来週15日に企業側からの集中回答日を迎える春闘では、月例賃金の引き上げの動きがどこまで広がるかが焦点。

 また、連合は現在、1か月あたりの残業時間の上限などを経団連と協議しているが、6日の集会では、過労死や過労自殺をなくして労働者一人ひとりが充実して働けるよう、長時間労働の撲滅を訴えた。