兵庫県姫路市の認定こども園が定員を超過して園児を受け入れていた問題で、園長は「預け先がない保護者の要望を受け入れていた」と話した。

　姫路市によると、私立認定こども園「わんずまざー保育園」は、正規の定員４６人に加え、２２人の園児を違法に超過して受け入れていた。園長は、読売テレビの取材に対し、「待機児童が多く、困っている人を助けたいと思ってやった。責任は重大だ」と話している。

　また、給食を約７０人の園児に対し４０食前後しか発注していなかった問題については、量を減らしていたことを認め、「給食が余っていた」と釈明。余った給食は冷凍庫で保存することもあり、足りない場合に解凍して提供したことを認めている。

　保育士の人数を水増ししてウソの報告をした問題などについて、姫路市は、給付金の一部返還と、県と協議して、認可取り消しも検討している。