こども園で「検食」せず…市にウソの報告
数々の問題が指摘されている兵庫県姫路市の認定こども園が、給食の「検食」をせず、市には実施したとウソの報告をしていたことがわかった。
姫路市によると「わんずまざー保育園」では、こども園に義務付けられている食中毒などを予防するための「検食」が行われていなかった。しかし、市の監査をクリアするため、「検食」をしたように装った書類を保育士らに急いで作成させ、市に提出していたことがわかった。
書類には、給食日ではないのに「検食」の記録があったり、出勤していない保育士の印鑑が押されたりしていて、園長もウソの報告をしたことを認めている。
また市は、冷凍庫で保存した給食を使い回すなど、衛生面で問題があったとみて園の実態をさらに詳しく調べている。