兵庫県姫路市の認定こども園「わんずまざー保育園」で、不適切な保育実態が指摘されている問題で２７日午後、代理人の弁護士が会見し、保育園側が来月以降の園の運営を断念したことがわかった。

　「わんずまざー保育園」は、定員を超える園児の受け入れや極端に量の少ない給食など、ずさんな運営が指摘されていて、代理人の弁護士が２７日午後４時から会見で、小幡園長が、来月以降の運営を断念する意向であることを明らかにした。

　兵庫県は今週にも小幡園長の聞き取りを行った上で、認定を取り消す方針を固めていて、園長は、認定の取り消しについて「仕方がないです」と話しているという。また、保育士の人数を水増しするなどして不正受給していた年間約５０００万円の給付金の一部を早急に返還する考えを示している。