施工業者、籠池前理事長宅を仮差し押さえ
森友学園の小学校の建築費をめぐり、3日、施工業者が籠池前理事長の自宅を仮差し押さえしたことを明らかにし、会見で「森友学園側にだまされた」と主張した。
小学校の施工業者・藤原工業によると、契約上の建築費は15億5000万円で、そのうち代金の半分にあたる約7億7800万円について、森友学園側から「開校後に大阪府からおりる私学助成金で支払う」と説明を受けていた。しかし、実際はそのような制度はなく、藤原工業は「だまされた」と主張している。
藤原工業は、籠池前理事長の自宅の仮差し押さえを裁判所に申し立て、先月31日付で認められたという。
また、先月9日に行われた大阪府の現地調査の前に、籠池前理事長から「(大阪府に)7億5600万円の契約書が正しいと説明してほしい」と依頼があったとも明かした。
藤原工業は今後、未払いの工事代金の請求と損害賠償を求め、提訴を検討している。