「森友学園」が小学校の建設予定地で行った廃棄物の撤去工事の立替払いを巡り、実際に立て替えた費用よりも多く国に請求し、約２０００万円を不正取得した疑いがあることがわかった。

　森友学園の小学校建設工事を巡っては予定地から見つかった廃棄物の撤去費用の立替払いとして国土交通省が去年４月、森友学園に約１億３０００万円を支払っていた。しかし、実際に工事を行った業者が国に提出した書類には、工事費は税抜きで１億５万円と記載されていたという。

　学園側が、実際に立て替えた費用よりも多く請求し２０００万円余りを不正取得していた疑いがあり石井国交相は、「大阪地検特捜部とも相談し、必要な措置を行っていきたい」としている。