保育園の給食 “賞味期限切れ”の福神漬け
山口県宇部市の保育園で、今月10日の給食に賞味期限切れの福神漬けが提供されていたことが分かった。園児らに健康被害はみられないという。
宇部市によると今月10日、神原保育園の給食にチキンカレーとともに賞味期限切れの福神漬けが提供され、1歳から5歳までの園児98人と職員26人が食べたという。福神漬けの袋の賞味期限の記載部分には、2016年6月30日<16.6.30>と薄く印字があり、その上に2017年7月14日<17.7.14>と濃く印字し直されていた。職員の指摘で調べたところ、市内の卸売業者によって印字し直され、実際は賞味期限が切れていたことが判明したという。
市は12日に園児の保護者に状況を連絡するなどしている。園児らに今のところ、健康被害はみられないという。卸売業者は、市の聞き取りに対し「印字が薄くなっていたので上から濃く押し直した。日にちを間違った」と話しているという。宇部市は、卸売業者が偽装した疑いがあるとして保健所や警察に届け出ている。