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被害者家族「拉致問題置き去りにしないで」

2017年4月20日 15:51
被害者家族「拉致問題置き去りにしないで」

 北朝鮮をめぐる情勢が緊迫する中、拉致被害者の家族が、議員連盟の会合に出席し、「拉致問題を置き去りにしないでほしい」と改めて訴えた。

 拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表(78)「北朝鮮を取り巻くいろんな状況、情勢については全く判断がつかない。その中において拉致問題が置き去りにされないように、十分気をつけてもらいたい」

 横田めぐみさんの母・横田早紀江さん(81)「(北朝鮮では)非常に緊迫感があって、今どうなるんだろうというぐらいの恐ろしいことが起きかかっている。なんとか金正恩委員長の心を変革させることができないか」

 家族はこのように述べ、被害者救出を改めて訴えた。また、北朝鮮の宋日昊大使が「日本側が独自制裁を解除すれば対話の余地はある」との考えを示したことに対し、「(日本が先に譲歩し)その後の北朝鮮の行動がそれに値しない、というようなことがないようにしてほしい」と語った。