将棋の王将戦七番勝負の第4局は、史上最年少での五冠達成がかかった藤井聡太四冠と、王将戦4連覇をめざす渡辺明三冠の熱戦が続いています。

11日から東京・立川市で行われている王将戦七番勝負の第4局は、12日午前9時に再開されました。ここまで3連勝してきた藤井四冠は、この対局に勝利すると王将のタイトルを獲得し、史上4人目となる五冠を最年少・初の10代で成し遂げることになります。

第4局初日の11日は、先手の渡辺三冠の深く研究してきた作戦に藤井四冠もうまく対応して速いペースで進み、現在、形勢はほぼ互角のままお互い持ち時間を多く残し、終盤戦へと向かっています。

藤井四冠が勝利し新たな記録を打ち立てるか、渡辺三冠が勝利し4連覇に望みをつなぐか。対局は12日の午後には勝敗が決まる見通しです。