新燃岳「溶岩ドームが形成されつつある」
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活発な活動が続く霧島連山の新燃岳の火口内で溶岩が上がってきているのが確認された。火山の専門家によると「溶岩ドームが形成されつつある」という。
東京大学地震研究所の中田節也教授によると、赤く見えるのは溶岩で、火口内で冷えて固まり溶岩ドームを形成しつつあるという。新燃岳では5日夜からマグマの動きなどを示す火山性微動の振幅が大きくなり噴煙の量も増えている。
気象庁は噴火警戒レベル3を継続し、火口から約3キロの範囲では噴火に伴う噴石に警戒するよう呼びかけている。
これに伴い、影響も出始めている。新燃岳の降灰で約20キロ離れた鹿児島空港を発着する東京や大阪などを結ぶ44便が6日の欠航を決めている。
福岡管区気象台によると、午後2時27分に新燃岳が爆発したという。