福島県と宮城県で震度6強を観測した地震で両県で3人が亡くなり、けが人は144人にのぼっています。震度6強の揺れで大きな被害が出た福島県相馬市の現在の様子を伝えます。

相馬市では、18日朝から時折みぞれ交じりの雨が降っていて、外に立っていると、手がかじかむほどの寒さです。16日夜の地震では、震度6強を観測した相馬市ですが、あたりを見渡しますと、屋根にブルーシートがかかった家も見られます。

福島県では、先日の地震で、相馬市で1人が亡くなり73人が重軽傷を負いました。また、揺れの大きかった地域では住宅など建物に大きな被害が出ています。

ここ相馬市では18日午前10時から市民にブルーシートを配っています。相馬市では停電は解消したものの、市内のほぼ全ての世帯で断水が続いていて、給水所が設けられています。また、県内では東北新幹線や一部の在来線の運転見合わせも続いています。

県内は19日にかけて、雨や雪が強まる見込みで、地震によって地盤が緩んでいるところでは、土砂災害などに注意が必要です。