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スキマ時間に…アプリでマッチング “1日農業バイト” 働きながら“野菜の勉強”も【every.気になる!】

2025年2月7日 10:32
スキマ時間に…アプリでマッチング “1日農業バイト” 働きながら“野菜の勉強”も【every.気になる!】

物価高の中、スキマ時間を使った働き方として、“スキマ農業”がトレンドに。20代から40代を中心に「農業バイト」を選ぶ人が増えているなか、人手がほしい農家と働きたい人をマッチングする「デイワーク」というアプリの利用がトレンドです。

■アプリを使って始められる1日農業バイト

千葉県香取市。行われていたのは、ニンジンの収穫作業です。

農家
「どんどん入れてって」

実は、このうち2人は農家の方ではないそうで…

フリーター 20代
「(普段は)フリーターみたいな感じで仕事しています」

2人の子どもがいる 会社員 50代
「自分の都合が合うときだけ、月に1回ぐらい」

スキマ時間を利用して、農作業をしているそう。

きっかけは、この1日農業バイト、「デイワーク」というアプリ。JAと協力して開発され、農家と働きたい人をマッチングするというもの。

希望のエリアと、日付を選択すれば応募でき、2024年だけで18万件の利用があったといいます。

■人手を確保したい農家とマッチング

椎名農園 椎名 伸朗さん
「植え付ける時期と収穫の時期はどうしても人手不足になってしまうので、朝だけお願いしたり」

茨城県の農家でも…

3人の子どもがいる パート 40代
「自分の好きな時間とか選べるし、場所も選べるので、生活の足しになればいいなと思っています」

物価高の中、スキマ時間を使って働きたい人は多いようで、農業バイトをしたいという人はいま、20代から40代を中心に増えているんだとか。しかも、この日は…

農家
「白菜どうぞ、お持ち帰りください」

女性
「やったー!」

■普段はデスクワーク“スキマ時間”に農業バイト

千葉県香取市の農業バイトでは、午前8時40分から休憩をはさみ、約7時間、収穫や袋詰めなどの作業を行います。

普段は事務の仕事をしているという、会社員の女性は…

会社員 50代
「いつものデスクワークとはまるで逆なんで、ちょっと楽しいんです本当に」

仕事が終わると…

農家
「きょうの分、お確かめください」

給料は、その場で現金払い。この日のアルバイト代は7000円でした。

■農業バイトで経験を積んで、就職へ

将来、農家で生計を立てたいという20代の男性は、この日、長野県からやってきたといいます。

農家を目指す フリーター 20代
「(農業で)やりたいことがいっぱいあって、野菜でも果物でも、その中で本当にやりたいってものを見つけてから、そこの農家に就職したい」

就職する前に、様々な農作物の収穫などを経験しておきたいそう。

フリーター 20代
「野菜とか果物はこういうふうに育つんだよとか、“食べごろ”を教えてくれる。勉強になりますね」

■農業バイトの動機はさまざま 新しいチャレンジも

アプリを使って始められる農業バイトは、ほかにも。茨城県古河市を訪ねると…

スタッフ
「白菜がいっぱい」

行うのは白菜の収穫。この日の農業バイトは3人。収穫の仕方は農家の方が丁寧に教えてくれます。

農家
「汚い葉っぱを取ると、ここに芯があるので、パキって」

教えてもらっていたのは、農作業は初めてという、元会社員の男性。

初の農作業 元会社員 50代
「去年、早期退職したので、前から農業的なものはやりたいなと思っていて」

農家
「ここらへんに、こんな感じで」

元会社員 50代
「こう?」

農家
「思いっきりズッと下に、そんな感じで」

無事、白菜を収穫。新しいことにチャレンジしたいと、千葉県から1時間かけてやってきましたが…

元会社員 50代
「腰は…農作業始めて15分でダメになっちゃった」

この日の参加者の中には、3人の子どもがいる女性も。

パート 40代
「普段私、ほかのネギ農家に勤めているんですよ、基本。今の時期とかお休みになっちゃうんですね。時間を持て余していると思って」

少しでも収入を増やすため、茨城県内から車で30分かけてやってきたといいます。

収穫は午前8時半から開始し、およそ3時間半で終了。アルバイト代は3500円です。

■仕事終わり…自分で収穫した白菜をお土産に

すると、帰り際にうれしいサプライズが…

農家
「白菜どうぞ、お持ち帰りください」

パート 40代
「やったー」

全員に白菜をプレゼント。

すずき農園 鈴木 健二さん
「何かしら自分で作業したり、多少なりとも思いがあれば3割増しでおいしく感じられるんじゃないかなと思います」

思わぬお土産に、3人の子どもがいる女性は…

パート 40代
「こんな大きい立派な白菜、めちゃめちゃうれしいです。白菜ひとつでいっぱい作れますもんね。高いからなかなか白菜買えなかったので、鍋やりたいです、これで」

晩ご飯は鍋に決定。その様子を撮影してくれました。まずは、重さ3キロほどある白菜をカット。


「デカ!」

次に、白菜の間に豚バラ肉を挟み、鍋に敷き詰めていきます。


「うまそうだね」

完成したのはミルフィーユ鍋!食べ盛りな、息子2人は…

二男
「うまいね!」

長男
「うまいね!」

ちなみに白菜料理は、4日間続いたということです。

(2月3日『news every.』より)

最終更新日:2025年2月7日 10:32
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