つけ爪用接着剤 やけどに注意 発熱・煙も… 国民生活センターが注意喚起
おしゃれを楽しむアイテム「つけ爪」。専用の接着剤を使い、爪の上にかぶせるようにしてつけますが、この接着剤について、国民生活センターが注意喚起を行いました。
国民生活センターの会見(19日)
「(つけ爪用などの接着剤は)ティッシュペーパーや衣類などの繊維状のものに染み込むと、短時間で発熱し、やけどをする場合があるので注意しましょう」
国民生活センターに寄せられた事故の状況を再現した映像には、温度を示す画面で発熱を示す赤色になる様子が映っていました。
また、接着剤をティッシュペーパーで拭き取ると、10数秒で煙が出る様子も。実験では170度近くまで温度が上昇するケースもあったといいます。
国民生活センターによると、2019年度以降、つけ爪用などの接着剤によってやけどなどをしたケースが合わせて7件報告されているということです。
先月には、大阪府河内長野市で行われたイベントで、4歳の男の子が全治2週間のやけどをする事故が起きました。近くにいた見物客が持っていたつけ爪用の接着剤が腕に誤ってかかった可能性が高いということです。
国民生活センターは誤って服にこぼした場合は大量の水で洗い、皮膚についた場合は40℃ほどのお湯でもむようにしてはがすよう呼びかけています。