聴覚障害者128人強制手術 旧優生保護法
障害者らが旧優生保護法のもと、強制的に不妊手術を受けさせられた問題で、聴覚障害者の団体は、手術を受けさせられた人は128人に上ることを明らかにした。
全日本ろうあ連盟が行った実態調査によると、これまでに、聴覚障害者の男女合わせて128人が中絶や不妊手術を受けさせられたという。また、同じ人が5回、中絶させられるなど、複数回、手術を受けた人もいて、手術件数は合わせて149件に上る。
なかには、家族や学校関係者から言われてやむを得なく手術を受けたり、盲腸の手術と伝えられて手術を受けたりした人もいるという。
東京などの団体では現在も調査中で、今後、人数はさらに増えるものとみられる。