Shusuiさんの育音プロジェクトに密着
生まれつき目に障害がある音楽プロデューサーShusuiさん。そのShusuiさんが、特別支援学校で子どもたちに音楽を届けるプロジェクトに取り組んでいる。その活動に密着した。
生まれつき目に障害がある音楽プロデューサーShusuiさんが特別支援学校で音楽を届ける“育音プロジェクト”を行っている。
Shusuiさん「僕みたいに生まれつき目の障害を持っても、幸せな人生を過ごせるんだよってこと、忘れないでほしいな」
「青春アミーゴ」など数々のヒット曲を生み出したShusuiさんは、生まれつき視力が弱くメガネなどで矯正もできない「弱視」だ。
Shusuiさん「なんだあいつ変わっているよねみたいな。物を隠されたりとか、仲間外れになっていじめられたりとか、経験談を語って伝えていく。僕にしかできない(形がある)」
Shusuiさんが作ったある歌がお気に入りの仁藤愛翔くん。“ゾウのらくえん”というShusuiさん原案の絵本のテーマソングだ。去年コンサートで聞いて以来、この歌の大ファンに。文字を読めない愛翔くんも絵本と一緒に歌を聴くことで、文章の暗記ができるようになった。
愛翔くんと同じ特別支援学校の熊谷悠人くんも去年、Shusuiさんと出会ってから生活が一変した。悠人くんも、あの“ゾウのらくえん”がお気に入り、歯磨きをしながらこの曲を聴くのが、悠人くんの生活のルーティンになっている。
今年、2人の通う学校で育音プロジェクトが再び開催された。Shusuiさんが愛翔くんにも声をかけてくれた。
Shusuiさん「ねえ何歳?愛翔くん何歳?」
愛翔くん「8歳!」
みんな、お気に入りの曲がかかると笑顔があふれる。
Shusuiさん「必ずみんな意味があって、この世に命が誕生していると僕は信じています。好きなもの、好きな人、そういうものに出会っていくということが、すごく重要でそれをみんなに僕のこの活動、育音のふれあい活動を通じて伝えていけたら、うれしいなとは思っていますね」
【the SOCIAL lifeより】