シャープで働く外国人2900人雇い止めか
シャープの亀山工場で働いていた外国人労働者と労働組合が3日、会見を開き、「安定した仕事だと聞いてたのに、約2900人が雇い止めなどにあった」と訴えた。
会見を開いたのは、三重県にあるシャープの亀山工場で働いていた、労働組合「ユニオンみえ」に加入する外国人労働者ら。外国人労働者はシャープの下請けに入っている会社と契約を結んでいたが、今年に入って雇い止めなど契約更新が打ち切られたという。「ユニオンみえ」によると、6月から同様の相談が増え、契約打ち切りなどにあった外国人労働者は約2900人にのぼると主張している。
“雇い止め”にあったシマヅ・シズカさん(27)「3年間働いて、2年前にケガしました。雇い止めされた。シャープという会社は好きでした」
「ユニオンみえ」などの労働組合は、下請け会社など10社が職業安定法などに違反しているとして、先月、労働基準監督署に告発したという。
一方、シャープは、外国人労働者と直接契約を結んでいないことを理由に、「コメントができないのが現状です」としている。