外国人労働者“受け入れ拡大”法改正へ議論
外国人労働者の受け入れ拡大に向けた入国管理法改正案について自民党は29日、厚生労働部会でも議論を行っている。
自民党・小泉厚労部会長「今日は議題が新たな外国人材の受け入れと厚生労働行政についてということで議題といたします」
入国管理法改正案は医師や研究者など、専門技能を持つ人に限ってきた外国人労働者の受け入れを単純な労働に就く人にも拡大するためのもの。受け入れ拡大は人手不足が深刻な介護の分野も検討されていることから、29日は介護などについて担当する厚労部会でも議論が行われている。
介護の分野への受け入れには賛成意見がある一方で、これまでのところ、「実質的な移民ではないか」「議論が拙速だ」などと慎重な意見が多く出ている。厚労部会ではこうした内容を、入管法改正案を審議する法務部会に伝えることにしている。
政府は、改正案について今の国会での成立を目指していて、29日夕方の法務部会で了承を得たい考えだが慎重な意見は根強く、了承が得られるかは不透明。