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首相、外国人労働者「受け入れ体制強化」

2018年11月7日 15:38
首相、外国人労働者「受け入れ体制強化」

外国人労働者の受け入れ拡大をめぐり、安倍首相は、日本人と同等の報酬を確保するなど受け入れ体制を強化すると強調した。

共産党の小池書記局長は現在の外国人技能実習制度の問題点を指摘し、このまま外国人労働者受け入れを拡大すれば、事態は深刻化するのではないかと安倍首相をただした。

共産党・小池書記局長「つらい労働に耐えかねて失踪者が続出して、そして捕まったら入管に拘束される。こうした現状を正すことなしに、外国人労働者の受け入れを拡大すれば、一層、事態は深刻になって、国際的な批判を招くんではないかと」

安倍首相「確かにそういった状態があるということを認めた上において、今度は出入国管理庁というものをつくって、体制を強化して、そこの今、対応していくということでありまして、もとより問題が起きないように、制度及び運用の面で十分な取り組みを行うことが重要と我々も考えています」

また、安倍首相は、新たな受け入れ制度においては、日本人と同等の報酬を確保するとともに、外国人の活動状況などの把握と指導を行っていくと説明し、「これまでの問題点に対応していくことになると期待する」と述べた。

また、小池氏は、片山地方創生担当相が代表を務める政治団体の政治資金収支報告書に記載漏れが相次いでいることについて、大臣の責任を問いただした。片山地方創生担当相は謝罪した上で、「事務所において精査中で、近いうちに全体の結果を示せる」と述べた。

また、これに関連して安倍首相は「与えられた職責をしっかり全うしてほしい」と述べ、改めて片山地方創生担当相を辞任させない考えを示した。