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平成8年のヒット商品は?地ビール続々誕生

2018年12月11日 17:32
平成8年のヒット商品は?地ビール続々誕生

ヒット商品で振り返る「さよなら平成」。プリクラ、地ビール、ヴィトンのバッグ…今回は平成8年(1996年)です。

1位「インターネット」…誰もが世界とつながる時代へ。
2位「携帯電話/PHS」…世界初、着メロが登場!
3位「インポートブランド」…ヴィトンのバッグがステータス。景気上昇でブランド志向に。
4位「地ビール」…法改正で個性派ビールが続々登場。
5位「デジタルカメラ・デジタルビデオカメラ」…アナログからデジタルへ。
6位「白モノ家電」…消費税増税前に駆け込み消費。
7位「携帯情報端末」…個人情報を手軽に管理。
8位「プリント倶楽部」…女子高生が写真シール交換に夢中。
9位「ISDN」…電話をしながらネットもできる。
10位「懸賞ブーム」…規制緩和で上限が1000万円に。

今回、注目したのは4位の「地ビール」。各地で個性派ビールが登場するきっかけになったのは、1994年の酒税法改正です。それまで大手メーカーの独占市場だったビール造りに小規模事業者が参入。全国各地で地ビールが続々と誕生しました。

その後、ブームは落ち着きますが、今また、地ビール市場が盛り上がっています。

北海道の「網走ビール」は地ビールブームのころに誕生。一時は経営が傾きますが、平成20年に流氷をイメージした発泡酒「流氷ドラフト」を発売し、一躍話題に。青いビール、赤いビール、みどりのビール…すべて網走ビールでつくられている発泡酒です。流氷ドラフトは、仕込み水に流氷を使い、青い色はクチナシの花で着色しています。赤いビールはさくらんぼが原料、みどりのビールはクチナシとベニバナを原料にしています。

網走ビールのように、地元の特産品を原料にしている事業者も多く、ここ数年、売り上げを伸ばしている地ビール市場。個性派ビールが再ブームを巻き起こしています。


【the SOCIAL さよなら平成より】